サイトを公開しよう
ここでは、NKSSG でビルドしたサイトをどのように公開するか、説明していきます。
公開用のファイルを作成する
記事を書き終えてサイトを公開する場合、まずは、公開用のファイルを作成する必要があります。次のコマンドを実行します。
nkssg build
こうすると、public フォルダの下に、公開用のファイル一式が作成されます。これをサーバーにアップすれば、サイト公開となります。
このコマンドでは、古いファイルは残ったままとなります。古いファイルとは、前回までに作成して今回上書きされなかったファイルのことです。public フォルダの中身を一度まっさらな状態にしてからビルドするには、次のようにします。
nkssg build --clean
この clean オプションをつけると、内部では、一度 public フォルダを削除してから新規作成し、その後でファイルの作成を行うようになります。
メモ
--clean
は -c
と書いてもかまいません。
こうして作られたファイルは、次以降に挙げる方法で公開することができます。
FileZillaを使う
もっともオーソドックスな公開方法は、レンタルサーバーを使う方法でしょう。このとき、サーバーにファイルを転送するための FTPソフトが必要になります。FileZilla などがよく使われます。
サーバーによって設定方法は異なりますが、たいていのレンタルサーバーには、ヘルプページに設定が載っているでしょう。例えば、次のようなページが用意されているはずです。
一度設定を行った後は、ビルドするたびにファイルを転送します。
VSCodeの拡張機能SFTPを使う
VSCode を使っている場合は、SFTP という拡張機能を使ってファイルを転送することもできます。
設定方法や使い方は、以下の記事が参考になるでしょう。
- VSCからSFTPでサーバにアップロードする - Visual Studio Code - SMART
- VScodeで拡張機能「SFTP」を使ってサーバーにアップする手順 | 夢みるゴリラ
- さよならFTPツール。VS Codeからファイルを即サーバー同期して作業効率アップ - Qiita
- Visual Studio Codeでリモート開発環境と完全同期する - Qiita
VSCode の中で作業が完結するので、便利に感じる人も多いでしょう。
Netlifyにデプロイする
レンタルサーバーを借りなくても、Netlify を使ってサイトを公開することもできます。以下のサイトが参考になるでしょう。
- NetlifyとGithubを連携させ、サイトのアップロード作業を自動化する方法 - 株式会社ライトコード
- はじめてのNetlify: git pushでサイトを公開する極小手順
- NetlifyでWebサイトを公開する方法
GitHub と Netlify での設定を最初に行えば、後は、NKSSG でサイトをビルドし、git push
する、という流れになります。Netlify でビルドできるわけではありません。
Netlify だと、リポジトリを非公開にしたままサイトを公開できるし、公開するためのフォルダを選択することもできます。そのため、GitHub Pages よりも柔軟性があります。
おわりに
ここに挙げたものは、サイトを公開するための一例です。静的ファイルだけなので、制約も少ないため、いろいろな公開の仕方があるでしょう。